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■薬剤師の労働事情② ~リフィル処方箋~

今後の医療の在り方が問われる

国が主導となり『リフィル処方箋』という新しい処方制度の導入が検討されています。

では、この『リフィル処方箋』とは一体どういうものでしょうか? 詳しく解説したいと思います。

『リフィル処方箋』とは、患者を診察した医師が有効期限と調剤可能回数を設定して『リフィル処方箋』を一度発行すると、その期間・その回数の範囲内で、患者は医師の再診を受ける必要なく、調剤薬局で薬を処方してもらうことができる仕組みです。

実はこの制度は古くからアメリカでは導入されており、州ごとにリフィル可能な医薬品の種類やその処方可能範囲が州法で規定されています。アメリカでは病状が安定期に入った患者に関しては薬剤師が経過をみておき、病状に変化があった時にのみ医師の診察を受けるのが一般的なのです。

『リフィル(refill)』とは、「詰め替える・補充する」といった意味で、一つの処方箋で繰り返し調剤することができるのでリフィル処方箋と呼ばれ、それによって調剤することを『リフィル調剤』といったりします。

リフィル処方箋には処方内容にプラスして、リフィル調剤可能な有効期間と上限回数が記載されていて、通常、有効期間は1年~1年半ほどで、利用回数は1~6回程度で設定されているようです。

患者は一度リフィル処方箋を持っていって調剤薬局にそれを渡すと、以後はその薬局に電話などで依頼するだけで調剤してもらえるようになりますので、病院での診察待ちをしたり診察料がかかったりもすることがありません。

ですので、日常的に内服が必要な患者にとってはとても利便性が向上するといえるでしょう。

実際、日本でも慢性的な疾患を抱えている患者にとっても

病院と医師にとっても

薬を受け取るためのなかば形骸化した医師の診療は、本当に治療の必要な患者をケアするための時間を圧迫している現状が問題視されており、その一つの解決策としてリフィル処方箋は注目されています。

また、薬局の経営的側面から見ても継続的な利用者の確保という観点でメリットがあるとされています。

ですが、デメリットや懸念の声もあがっています。

それは、患者の容態に合わせた医師による薬物治療の管理ができなくなり、患者のリスクが高まるのではないかという点と、薬局の薬剤師が患者の健康状態や栄養指導のために病院の医師と密な連絡をとる必要がでてきて、それが両者の業務を結局圧迫するのではないかという懸念です。

新しい制度の導入時にはどうしても避けられないこういったワークフローの整備と現場の混乱をどう解消していくかも検討課題となり、いままさに議論が重ねられています。

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