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薬剤師のプライマリ・ケア

薬剤師とプライマリ・ケアの関係について紹介しましょう。

そもそも『プライマリ・ケア(Primary care)』というのは、国民のありとあらゆる健康上の問題や疾病に対する総合的かつ継続的な地域社会の保健医療福祉機能、つまり保険医療福祉までを含めたすべての取り組みを意味します。

プライマリ・ケアの観点は臨床医には必要とされる能力で、プライマリ・ケアを専門にしている医師は、各医療分野の『専門医(スペシャリスト)』とその性格を区別して、『総合医(ジェネラリスト)』といった風に呼ばれたりします。

ちょうど企業の管理職と職人のように、あらゆる方面に視野の行き届く総合職としてのジェネラリストと、各分野を極めた匠としてのスペシャリストの関係と同じです。

『家庭医療』や『総合診療』、また『総合内科医』といったものがプライマリ・ケアに該当します。

ちなみに、『総合医』に関しては、その役割として外来診療や在宅医療を中心とする『家庭医』と、病院内で総合的な診療を受け持つ『総合内科医(ホスピタリスト)』に便宜上区別されることがあります。 日

本には、海外の諸外国と事情が異なり、長年、総合医としてその分野に携わってきた医師はおらず、街の開業医や一般病院の外来診療などで、一般の内科医・小児科医たちがこのプライマリ・ケアを担っていました。

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このプライマリ・ケアの担い手が医師から薬剤師やそのほかの職業にゆだねられるようになってきました。

薬剤師は、さまざまな症状で体調のすぐれない患者が薬局などを訪れた際に、本人の相談を受けて一般用医薬品(OTC医薬品)を勧めたり、医療機関へのリファー(紹介)を行なったり、生活指導などを行なう、いわゆる疾病初期のインテーク(診断)業務を担うようになってきました。 こうした業務を、最近では『薬剤師によるトリアージ』と呼びます。

『トリアージ』という言葉は、本来、災害医療や病院の救急外来における専門用語で、患者の重症度を最初に識別し、治療の優先度を決定する行為のことで、薬剤師が日常における地域住民の健康と疾病の状態を見極め、どう誘導していくかが重要視されてきたので、このような言葉で表現されるようになってきました。

ある調査では、薬局で普通に市販されている一般用医薬品の購入や相談を目的にきた患者に対して、薬剤師自身が患者が求めてきた薬を販売することが不適切だと判断したケースでは、半数近くがその薬を販売することはせず、きちんと相談したのちに、多くの場合、かかりつけ医に相談するよう対応したというデータがあります。

日本プライマリ・ケア連合学会では、プライマリ・ケアを「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」と定義してるのですが、地域におけるプライマリ・ケアの役割をこのように薬剤師が果たしていることを知ると、薬剤師が「ただ薬を売る人」でないことが理解してもらえるのではないでしょうか。

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